人の平均反応速度は何ミリ秒? 測り方と速くなる方法
合図を見てボタンを押すまでの時間を反応時間(反応速度)といいます。チケットの発売時刻ちょうどにボタンを押すときも、ゲームで相手より先に撃つときも、運転中にブレーキを踏むときも、この時間が結果を分けます。では、ふつうの人はどれくらい速いのでしょうか。
平均は約0.2〜0.25秒
画面が光ったらすぐボタンを押すような最も単純な視覚反応の実験では、健康な成人の反応時間はおおむね200〜250ms(0.2〜0.25秒)の範囲に集まります。研究ごとに条件が違うので数字は少しずつ異なりますが、この範囲から大きく外れることはありません。
- 音への反応は光より少し速く、ふつう150〜200ms程度と測定されます。聴覚の信号が脳で処理される経路のほうが短いためです。
- 選択が必要な反応(赤なら左、青なら右)は判断の過程が入るため、単純な反応よりはっきり遅くなります。
0.1秒より速いと「反則」になる理由
陸上の短距離走では、号砲から0.1秒(100ms)未満で反応した選手をフライングとみなします。人が音を聞いて筋肉を動かすまで、それより速くはなれないと考えられているからです。100msより早く動いたなら、合図に反応したのではなくあらかじめ予測して動いたということになります。
チョチムの荒野の早撃ち決闘も同じ基準を使っています。相手が銃を抜いてから100ms以内に撃つと、実力ではなく山勘で当てたとみなして反則負けにします。
オンラインテストが遅く出る理由
ネットの反応速度テストをやってみると、250〜300ms前後になることが多いはずです。実験室の数値より遅いのは、あなたが遅いからというより、機器が生む遅延も一緒に測られているからです。
| 遅延の原因 | おおよその大きさ | 説明 |
|---|---|---|
| 画面のリフレッシュレート | 0〜17ms | 60Hzの画面は16.7msごとに新しい画像を描きます。合図が次の更新まで待つことがあります。 |
| ディスプレイの処理 | 数ms〜数十ms | テレビや一部のモニターは画質補正のため表示が遅れます。 |
| 入力機器 | 数ms〜数十ms | 無線マウス、Bluetoothキーボード、タッチスクリーンは入力が伝わるまで時間がかかります。 |
| ブラウザ・端末の性能 | 数ms | ほかの処理で忙しいと、画面の更新や入力の処理が遅れます。 |
そのため同じ人でも、機器を変えると記録が20〜50msほど変わることがあります。記録を比べるときは同じ機器、同じ環境で測るのが公平です。
反応速度に影響するもの
- 年齢: 反応速度はおおむね20代前後が最も速く、年齢とともに少しずつ遅くなります。
- 疲労と睡眠: 睡眠不足だと反応が遅くなるだけでなく、ばらつきも大きくなります。ときには反応そのものを逃すこともあります。
- 集中と予測: 合図がいつ来るかだいたいわかると速くなります。だから反応テストは合図のタイミングをランダムにしています。
- カフェイン: 適度なカフェインは覚醒度を高めて反応を少し速くするという研究があります。ただし摂りすぎると手が震え、かえってミスが増えます。
- 練習: 同じ課題を繰り返すと、ある程度までは速くなります。特に記録のばらつきが小さくなります。
反応速度を上げる方法
1. 体を準備状態にしておく
指をボタンの上に軽く乗せ、押す動作の距離を最小にします。マウスを握っているより、指がすでに触れているほうが速いです。
2. 機器の遅延を減らす
有線マウス、ゲームモードをオンにしたモニター、リフレッシュレートの高い画面を使えば、同じ実力でも記録が良くなります。スマホなら省電力モードをオフにするだけでも差が出ることがあります。
3. 短く何度も練習する
長時間続けると疲れでかえって遅くなります。1日数分ずつ続けるほうが効果的です。
4. よく眠る
睡眠は最も確実な反応速度アップの方法です。大事なチケット発売の前夜に徹夜するのは損です。
あなたの反応速度は何位?
チョチムの荒野の早撃ち決闘は、西部劇のガンマンの決闘のように、相手が銃を抜いた瞬間にクリックして先に撃つ反応速度ゲームです。ステージが上がるほど相手が速くなり、結果が出るとあなたの反応速度が動物や職業50種類の中でどのあたりかをランキングで見せてくれます。上で説明したように機器によって記録が変わるので、同じ機器で何度も挑戦して最高記録を比べてみてください。
この記事の数値は、さまざまな研究や測定で一般的に報告されている範囲をまとめたもので、個人の健康状態を判断する基準ではありません。反応が急に目立って遅くなった場合は疲労やほかの原因の可能性もあるので、無理をしないでください。